なぜ濡れたまま寝るのはNG?
こんにちは、フロント太田です。
日々の美容習慣として定着している日々のシャンプー。
髪を洗った後は、ドライヤーで髪を乾かす作業もセットで付いてくるため、時間もかかる上に夏は暑くて、なかなか面倒…。疲れていると、ついつい髪を乾かさずに寝てしまう方もいるのではないでしょうか。
濡れたまま寝るのはなぜNG?3つの理由
「濡れたまま寝るのがNG」と言われる理由を、大きく分けて3つご紹介します。
1. 濡れている髪は繊細で傷みやすい
先程お伝えした通り、濡れた髪は水素結合が切れている状態。
そのため、乾いている髪に比べて、髪の毛が柔らかく、繊維としての強度が6〜7割程度まで落ちてしまいます。
同時に、キューティクルがめくれやすい状態のため、ダメージしやすくなってしまうのです。濡れた状態の髪は繊細ですから、髪の毛が濡れた状態で寝てしまうと、ダメージを受けやすいと言えます。繰り返していくと、髪表面のキューティクルがめくれたり、剥がれ落ちたりすることも。すると、髪の内部のタンパク質や、カラー後の染料などの大事な成分が外に流れ出ていきやすくなるのです
2. 寝ぐせがつきやすい
実感している方も多そうなのが、寝ぐせへの影響。これにも、水素結合が関係しているのだそう。
濡れた髪が乾いていく過程で水素結合がつくられ、髪の毛のかたちが決まります。
水素結合は、毎回同じところで結合するわけではありません。
だからこそ、髪をきちんとドライヤーで乾かすことで、水素結合の位置を定めて、ヘアスタイルを”一時セット”をすることができます。
3. 頭皮トラブルに繋がる恐れもある
今の髪の毛の見た目に関わることだけでなく、濡れた髪のまま寝ることは、頭皮環境や未来の髪の毛にも影響がある可能性があります。
例えば、洗濯物が生乾きだと臭くなる、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
一般的には濡れた状態の方が、細菌が繁殖しやすいと言われています。
頭皮を含む肌表面にも皮膚常在菌と呼ばれる無数の菌が存在しており、頭皮環境を保つのにはこれらの細菌が程よいバランスで存在することが大事。
バランスが崩れてしまうと、ニオイや炎症の元になる可能性もあるそうです。